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放射線の基礎知識

放射線の歴史(偉人伝)

ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン
ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン
(ドイツ 1845~1923)
真空にしたガラス管の中で高電圧をかける実験を行っていた時、近くにある蛍光板が青く光っていることから目に見えない未知の光線が発生していることに気づきました。
この光線に「未解明のもの」という意味から「X線」と名づけました。その後の放射線研究のはじまりです。
X線の発見に対して、1901年第1回ノーベル物理学賞を授与しました。
アントワーヌ・アンリ・ベクレル
アントワーヌ・アンリ・ベクレル
(フランス 1852~1908)
蛍光物質の研究をしていた時、ウランが他の物質にはない特有の性質である自然に放射線を発する能力(放射能)を持つことを初めて確認しました。
この放射能の発見によって、1903年ノーベル物理学賞を受賞しました。
放射能を表す単位の「ベクレル」は、1秒間に放射性物質が壊れる数を表し、この人の名前からとったものです。
ピエール・キュリーとマリー・キュリー
ピエール・キュリーとマリー・キュリー
ピエール・キュリー     (フランス 1859~1906)
マリー・キュリー      (フランス 1867~1934)
ピエール・キュリーが発明した電位計を用いて、ウラン鉱石の中からウランよりも強い放射線を出すポロニウムとラジウムという2つの新しい元素を発見しました。
この功績から1903年に夫妻はノーベル物理学賞を受賞しました。
チャールズ・トムソン・リーズ・ウィルソン
チャールズ・トムソン・リーズ・ウィルソン
(イギリス 1869~1959)
若い頃に雲に興味を持ち、人工的に雲を発生させる実験を重ねる中で「霧箱」と名付けた放射線の飛ぶ跡を目で見える装置を開発しました。
「霧箱」は、その後多くの研究者によってさまざまな研究がすすめられ、特に宇宙線の研究に大いに役立てられ、その功績で1927年のノーベル物理学賞を受賞しました。
ロルフ・マキシミリアン・シーベルト
ロルフ・マキシミリアン・シーベルト
(スウェーデン 1896~1966)
放射線の利用が広まり、その人体への影響が問題となり始めた中、それを解決するための放射線を測る設備や放射線を防ぐための機器の研究を進めました。
放射線測定器を積んだ移動式の車を整備したり、放射線防護の分野で指導的な役割を果たすICRPという国際的な委員会の設立に取り組み、その委員長もつとめたりしました。
放射線が人体に与える影響を表す単位の「シーベルト」は、この人の名前からとったものです。

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